四種混合ワクチンについて(2012年11月29日 更新)
11月1日から接種できることになっていた四種混合ワクチン(三種混合+不活化ポリオ)は製造が大幅に遅れ、全国的な品不足になっていてご迷惑をおかけしていますが、少しづつ入手でき接種できるようになってきました。当院では11月30日より、接種時期が来ていてご希望の方にはこの四種混合ワクチンを接種致します。もし引き続き2回目、3回目にこの四種混合ワクチンを接種できない場合にはこれまでどおり三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンを別々に接種することにより必要な接種回数を満たすことができます。
これまで三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンを別々に接種した方も次回から四種混合ワクチンの接種ができます。
また、不活化ポリオワクチンの追加接種(4回目: 3回目接種後6カ月以上おいて)は
このたび公費助成の対象となることが決まりましたので、無料でできます。
インフルエンザワクチンについて
今年もまたインフルエンザの流行が心配される時期となりました。
ご希望の方には下記の通りインフルエンザワクチンを接種致します。
なるべく体調のいい日にしましょう。 予約は不要です。
実施期間 : 平成23年10月9日~24年1月31日
(なるべく12月中旬までにするのがいいです)
接種対象者 : ①65歳以上・・・1回のみ 1000円
②13歳以上・・・1回のみ 4080円
③1歳~13歳未満・・・1回目 3000円
2回目 2520円
日本脳炎ワクチンの接種時期(年齢)が一部変わりました
日本脳炎ワクチンについては2011.3.18の記事でお知らせしましたが、このたび接種時期(年齢)が一部変更になりましたのでお知らせします。接種回数は1期3回と2期1回の計4回でこれまでと変わりませんが、なるべく多くの方が接種できるように、無料で接種できる年齢の幅が下記のように少し広げられました。
1期 : 1回目・2回目(1~4週間隔) 3回目(2回目の約1年後) 6カ月児~19歳(*)の方
2期 : 1回 9歳~19歳(*)の方
ただし、(*)は平成7年6月1日以降生まれの方に対する特例ですので、今年の場合は16歳以下ということになります。また、皆さんが一斉に接種されるとワクチンの供給不足の可能性もありますので、神戸市では3歳児に1期1回目の、4歳児に1期3回目の、小学3・4年生に未接種の場合の接種案内が行われる予定です。まだ1回も接種されていない場合や1回や2回で中断になっている方も積極的に接種を勧めるのが国の方針ですので、必ずしも1期・2期の年齢に該当しなくても16歳までの方なら接種はできます。わからないことなどありましたらご相談ください。
ワクチン接種再開のお知らせ (23.4.1)
国内でこれらのワクチン接種後の死亡例があったことから、ワクチン接種と死亡との因果関係がわかるまで接種を見合わせることになっていました。 その後、国の専門家会議で慎重に検討されていましたが、現在のところ両ワクチンとも安全性上の懸念はなく、また、2種類のワクチンの同日接種も特別な問題はないとの結論が出ました。 これを受けて国や神戸市から両ワクチンの再開通知が出ましたので、当院でも4月1日から再開することにしました。
このような事情のもとではいろいろご心配される方もあるかと思います。 しかし、専門家会議の判断やワクチン本来の効用などを考えると、所定のスケジュールで接種するのがいいのではないかと思います。
なるべく体調のいいときに接種するようにしましょう。 ご心配などあればご相談下さい。
両ワクチンの通常の接種スケジュールを以下にまとめておきます。
1.ヒブワクチン
2か月~7か月未満児 : 3回(4~8週間隔)と追加1回(1年後)
7か月~1歳未満児 : 2回(4~8週間隔)と追加1回(1年後)
1歳~5歳未満児 : 1回
2.肺炎球菌ワクチン
2か月~7か月未満児 : 3回(4週間以上間隔)と追加1回(1歳以上)
7か月~1歳未満児 : 2回(4週間以上間隔)と追加1回(2回目から60日以上間隔)
1歳~2歳未満児 : 2回(60日以上間隔)
2歳~5歳未満児 : 1回
以上は神戸市民の場合無料でできます。
また、ヒブワクチンに異物混入のニュースがありましたが、分析の結果、ポリアクリルアミドとガラス繊維の混合物だったとのことでした。混入の原因もほぼ解明され、今後のワクチンはすべて品質上問題のないものになるはずです。
日本脳炎ワクチンについて(お知らせ)
人を刺すことにより感染し、まれに発病する病気です。感染しても1000人
~5000人に1人位しか発病しませんが、発病すると15%位が死亡し、
50%位に脳障害後遺症を残すといわれています。
これを予防するための日本脳炎ワクチンは、国の方針で平成17年より一時
接種を見合わせることになっていましたが、安全性が確認され、平成22年8月
より定期接種として再開することになりました。このワクチンは1期3回と
2期1回の計4回接種することになっていますが、以上のような事情のため
本来の時期・期間(1期は生後6カ月~7歳6カ月未満、2期は9歳~13歳
未満)通りでなくてもなるべく積極的に所定の回数接種するように勧められて
います。現在のところ接種時期や回数については変則的になっていますのでやや
複雑で、混乱が生じていますが、少しでもわかりやすくなるよう、以下に要点を
まとめてお知らせします。
未接種(0回)の方・・1期分3回接種する(1週間以上の間隔をおいて、
すべて生後6カ月~7歳6カ月未満に接種を終える)。
そののち2期分1回接種する(9歳~13歳未満に)。
1回接種済の方・・・・1期分残り2回接種する(1週間以上の間隔をおいて、
すべて7歳6カ月未満までに接種を終える)。
そののち2期分1回接種する(9歳~13歳未満に)。
2回接種済の方・・・・1期分残り1回接種する(7歳6カ月になるまでに)。
そののち2期分1回接種する(9歳~13歳未満に)。
ただし・・・
9歳~13歳未満の方で1回も接種していない方は・・・この間に1期分3回
と2期分1回、計4回接種することができます。1期分は1週間以上の間隔を
おいて、2期分はそれからなるべく長い間隔をおいてするのがいいでしょう。
また、生後6カ月~7歳6カ月未満と9歳~13歳未満までのみが定期接種の
対象となり無料でできます。
上記以外の例外的な場合もあるかと思いますが、わからない場合はご相談下さい。

